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活動報告 / Activity Report
【お客様の声】栗の虫対策どうする?愛媛県の栗農園 たから農園様を訪問
こだわり抜いた栗の栽培方法
愛媛県内子町にて栗を育てていらっしゃる「たから農園」様を訪問しました!
たから農園様のこだわりは「低樹高栽培」と呼ばれる栗の栽培方法 「無農薬栽培」「完熟栗」
一般的な栽培方法では、栗は枝の成長が早い作物なので、枝を上方向に伸ばすことで、上部に栗の実がたくさんできます。ですが一方で下部は影になってしまうため下枝が枯れ込んでしまいます。
「低樹高栽培」では、こまめな剪定によって木の高さを低く保つことで、樹全体に日当たりが良くなり、美味しくて大粒の栗がつくれるのです。さらに脚立を使わず作業ができて安全、こまめに枝を間引きすることで木の寿命をのばせるというメリットもあります。
無農薬栽培に必須な虫対策
たから農園様では無農薬での栽培にもこだわっています。農薬不使用となるとやはり気になるのが虫の被害…。栗を収穫後、イガを放置しておくと中に害虫の幼虫がいた場合、そのまま越冬し次のシーズンに持ち越してしまうことになります。そこで収穫後は、残っているイガは落として焼却することで虫の被害を防ぎます。栗に発生する虫は後世代になるほど被害が大きくなるため、早めの対策が必要です。

栗の夜蛾対策に「モスバリアⅡ ミックス」をおすすめ
たから農園様でも「ネスジギノカワガやモモノゴマダラメイガなどの蛾、クリイガアブラムシなどの被害に悩まされている」と昨年お問い合わせをいただきました。(アブラムシには残念ながら効果がありません)
Googleマップで圃場を確認させていただき、夜蛾対策におすすめの防蛾灯「モスバリアⅡ ミックス」と「モスバリアジュニアⅡ ミックス」をご提案しました。

【設置提案図】赤枠:圃場
オレンジ円:モスバリアII照射範囲 黄色円:ジュニアIIミックス 照射範囲
栗に発生しやすい虫「モモノゴマダラメイガ」の防虫対策の実績はこちらから。
▶「緑色LED灯を利用したモモのモモノゴマダラノメイガの被害抑制効果」
防蛾灯で蛾の被害が減少
栗の花が咲き始める6月上旬から、防蛾灯の点灯をスタートし10月頃まで継続。その結果は、、、、

ネスジノカワガ(蛾)の被害は昨年よりは減っていたが もう少し効果を期待していた。」
とのこと。
防蛾灯は継続して使用頂く事で効果を実感頂けるようになる場合があります。
次の収穫時期に改めて確認したいと考えています。

虫の発生状況確認にカメムシキャッチャーを活用
カミキリムシの幼虫は栗の木の中に侵入し食害となります。そのカミキリムシが光に誘引されないだろうかという質問を受け、カメムシキャッチャーを試験使用していただきました。(カミキリムシの光への走光性は不明瞭です)
7〜8月には、カメムシはもちろんカミキリムシやメイガを捕獲できたそうです。
しかし、それで被害が軽減できるということではなく、虫の発生状況を確認するために活用することになりました。(ちなみにカメムシは栗への悪影響はないそうです。)
安心安全な無農薬の栗をご家庭にお届け
9月から10月にかけて収穫し選別を行ない冷蔵保存で蓄え、出荷や販売を行なうスケジュールです。栗において「虫が混入しているかどうか?」の確認を完璧に行なうのは難しいのですが、たから農園様では何度も確認を行ない、完璧な選別を目指していらっしゃいます。 そして厳しく選別された高品質な栗は数量限定で(株)石畳つなぐプロジェクトの「生栗」として販売されています。
完熟石畳栗のご紹介|お知らせ|内子町石畳 (uchiko-ishidatami.jp)
他にも「栗入りパウンドケーキ」の製造、販売も手がけていて、今年は「朝だ!生です旅サラダ」に出演したところ完売したそう!11月からは「焼き栗」づくりも行ない、あらゆる製法でみなさんにお届けされています。ゼロビームでは、無農薬で安心して味わえる栗づくりのお手伝いを続けていきます。
ITEM | 石畳つなぐプロジェクト (stores.jp)
ゼロビームの防蛾灯
ゼロビームの防蛾灯は、大きさや色などその土地に合わせて効果的なものを選びます。どれが自分の農地や育てる作物に来る害虫に効果的な製品なのか?気になる方は、まず一度お問い合わせください。
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2024/03/8 |