【試験結果】いちごのヒラズハナアザミウマに対するモスバリアジュニアIIレッドの効果（抜粋）

試験の目的

いちごに発生するヒラズハナアザミウマに対する、「モスバリアジュニアIIレッド」の防除効果（忌避）および作物体への影響の有無を測定するため
 

試験の概要

▪試験期間
2023年3月27日～5月7日
 
▪試験方法
1. 虫の寄生がない状態のいちごを用意する
試験開始前（3月24日）に、供試いちごに薬剤防除（グレーシア乳剤 2000倍希釈液）を行い、アザミウマ類の寄生が無いことを確認してから試験を開始。
 
2.「モスバリアジュニアⅡレッド」を照射する空間としない空間、それぞれにいちごを設置する
処理区内にある②の作物上（高さ1m）に「モスバリアジュニアⅡレッド」を1灯設置。



照射は、日の出時刻の1時間前から日没時刻の1時間後まで試験期間中毎日行った。
（点灯、消灯時刻は下記のとおり）

日程	点灯時刻	消灯時刻
3/27〜4/6	5:00	19:30
4/7〜4/12	4:45	19:30
4/13〜5/7	4:30	19:30

 

3. 試験期間中、アザミウマの寄生状況を観察する。
3/27〜5/7にかけてそれぞれに寄生したアザミウマの数を記録。
 

試験成績（見取り調査）

 

試験の結果

「モスバリアジュニアⅡレッド」点灯試験区より、無処理区の方がヒラズハナアザミウマの数が多い。
よって、「モスバリアジュニアⅡレッド」は、ヒラズハナアザミウマに対して、飛来を抑える効果が期待できると確認できました。（※完全な防除はできかねます）



同時に、作物体（いちご）への悪影響は認められませんでした。

 

【参考】試験詳細

「いちご・ヒラズハナアザミウマに対する防除効果及び作物体への影響確認試験」
試験依頼者：株式会社ユニコ
試験実施機関：一般社団法人　日本植物防疫協会　高知試験場
 
▼試験の詳細は、こちらをご確認ください。
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