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製品一覧 / Product List
カメムシ捕虫器 カメムシキャッチャー
夜行性昆虫の習性(走光性)を利用したカメムシ捕虫器
カメムシキャッチャー
かがり火に飛び込んで焼け死ぬムシ、かがり火の周辺で落下しバタバタと無様にひっくり返ったムシを見て、古くから自ら進んで危険に飛び込む「たとえ」として使われています。
カメムシキャッチャーはその習性を利用したカメムシ捕虫器です。
ムシの飛行行動と走光性
ムシは、目に入る光と自分との角度を測り、飛行をコントロールをしています。遺伝子に組み込まれた習性で、正の走光性と言います。
詳細は、引用文献を参照ください。
カメムシキャッチャーの補虫の仕組み
カメムシは光に向かって飛行するため、強い光に引き寄せられます。(正の走光性)モスバリアはLED照明で、照度が高く、照射形状は360°放射線状に出ています。カメムシが防蛾灯に接近すると放射線状の光をラセン状に飛行するようになり、最後には防蛾灯に衝突落下、補虫されます。なかには、上から光を受ける姿勢を保とうとし、防蛾灯直近で自ら急降下、カメムシキャッチャーに落ちて行くカメムシがいます。
カメムシキャッチャーに昼行性の虫が入っていることがあります。
たまたま風等で飛び立ったムシが、防蛾灯の光に引き寄せられたと考えられます。夜行性のムシの習性は同じためカメムシ以外の虫も入ってきます。
カメムシキャッチャーを設置すれば、防蛾灯直下のカメムシの集合散乱を防ぎます。
カメムシキャッチャー取付手順
STEP1防蛾灯設置用の単管をまず立て、単管の上からホースバンド3個を通し、軽く締めて仮止めする。 以下のように、各々のバンド位置決め、取り付ける。
【1個目】
上から約280mm カメムシキャッチャーの位置決めなので、正確に計測する。
【2個目】
上から約370mm パイプ止め金具を差し込み、雨樋用のパイプを固定する。
【3個目】
雨樋パイプを下で固定し、補虫ネットを結びつける。
STEP2
カメムシキャッチャーに雨樋を差込む。
1個目のバンド位置は正確に計測し、カメムシキャッチャーの差し込み口を、
しっかり雨樋に差込む。
防蛾灯とカメムシキャッチャーは写真のような位置にする。
STEP3
防蛾灯を単管ジョイントで単管に取り付け、コードにタルミを持たせ、漏斗の穴に固定する。
コードを結束バンドで単管ジョイントに結束する。
STEP4
雨樋パイプを3番目のホースバンドで単管に固定する。
3番目のホースバンドに袋の紐を結びつけ袋の落下を防ぐ。
袋は、小動物の届く高さでは、捕食のため破られため、約1mの高さが袋交換にも最適です。
STEP5 カメムシキャッチャー 1個 60㎜雨樋用パイプ 1本 パイプ止め金具(L型つかみ)2個 ホースバンド゙ 50Φ 3個 束線バンド(耐候性)150㎜ 1本 束線バンド(耐候性)250㎜ 2本 補虫ネット 1袋 |
工具 ペンチ Boxレンチ 対辺8㎜又は、ドライバー
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長年防蛾灯を使用している果樹農家の知恵
梨栽培で防蛾灯を使用している農家様から聞いた声です。防蛾灯に引き寄せられるカメムシの対策を教えてもらいました。
防蛾灯を点けると、カメムシが直下の木に集まってくる。集まったカメムシは匂いで仲間を呼び寄せるため、直ちに農薬散布、防止している。防蛾灯の直下を重点的に観察し適切に農薬散布することで、防蛾灯にカメムシが引き寄せられる問題に対処している。 |
2017年カメムシの大発生での事例
場所: 岡山県備前市 山本農園 設置機種: モスバリア 10灯 スーパーモスバリア 1灯 果樹園の環境: 瀬戸内海の自然豊かな島 周囲は雑木林 2017年は全国的にカメムシが大発生した年です。 9月、すべての防蛾灯の下に、カメムシが多数散乱していた。 特にスーパーモスバリアの下には驚くほど多数のカメムシが落ちていた。 防蛾灯がカメムシを呼び寄せたと思い、すべての防蛾灯を消灯した。 ところが、消灯してから園地内のみかんにカメムシがまんべんなく増えみかんの木にさわるとパラパラと落ちるようになった。 防蛾灯を点灯前と後でカメムシの数を比較してみると、感覚的には園地にいるカメムシの数に変化がないように思える。 |
引用文献
2021/04/28 |
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