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設置実例 / Installation Example
野菜類設置実例一覧
野菜類設置実例 | モスバリアの種類 | 設置年月 |
【Y-17】 ほうれん草のトウ立ちと防蛾 岡山県 |
ジュニアIIForフラワー | 2021年8月 |
【Y-16】 ショウガの有機栽培生産法人 |
スーパーモスバリアⅡ スーパーモスバリア モスバリア |
2017年4月 |
【Y-15】 ネギの防除・オクラ畑・ピーナツ畑 |
モスバリアジュニアⅡ LED アーバン単色 |
2017年5月 |
【Y-14】 ほうれん草のトウ立ちと防蛾 |
モスバリアジュニア ジュニアⅡ |
2015年7月 |
【Y-13】 ナスのオオタバコガ防除 |
モスバリア | 2015年6月 |
【Y-12】 ハーブ栽培 |
モスバリアジュニアⅡ | 2014年10月 |
【Y-11】 野菜栽培用のハウス |
モスバリア・アルファ | 2015年8月 |
【Y-10】 露地のトウモロコシ栽培 |
モスバリアジュニアⅡ | 2015年3月 |
【Y-09】 有機JAS認定農家の野菜栽培 |
モスバリア | 2014年7月 |
【Y-08】 ハウスでナスの育苗 |
モスバリア | 2014年8月 |
【Y-07】 バジル・大葉栽培 |
ジュニア・ジュニアⅡ | 2014年4月 |
【Y-06】 空芯菜のハウス栽培 |
ジュニア | 2014年4月 |
【Y-05】 ハウスで三重カナメの育苗 |
モスバリア | 2014年8月 |
【Y-04】 トウモロコシ・ネギ栽培 |
モスバリア | 2014年5月 |
【Y-03】 ハウスで食用の菊の葉栽培 |
ジュニア・アルファ | 2014年2月 |
【Y-02】 バジル栽培 |
ジュニア | 2013年12月 |
【Y-01】 ハウスで食用菊と菊の葉栽培 |
FORフラワー | 2013年6月 |
【設置実例】農業用
【Y-17】ほうれん草 無農薬栽培農家様
トウ立ちを防いでヨトウムシ防除
設置年月:2021年8月~設置場所:岡山県
製 品:ジュニアIIForフラワー1灯・ジュニアForフラワー2灯
取扱作物:ほうれん草 その他の野菜
無農薬栽培で様々な野菜を作られている農家様です。
ヨトウムシ防除が目的で、数年前、ジュニアII LEDグリーンをご購入頂きました。
ジュニアII LEDグリーンではほうれん草にトウ立ちが発生します。
そこで、今年、ほうれん草で使用したいと、「ジュニアIIForフラワー」を追加購入頂きました。
光に敏感で防蛾灯の光でトウ立ちの恐れがあるほうれん草、
「Forフラワーシリーズ」をスライダックを使って電圧を落とし使うと
トウ立ちを防ぎヨトウムシ防除が可能!!
工夫方法詳細はこちらをクリック→
ジュニアII For フラワー ジュニア For フラワー(ご使用いただき効果を確認)
【Y-16】ショウガの有機栽培生産法人
設置状況
設置年月:2017年4月設置場所:高知県高知市
製 品:スーパーモスバリアⅡ1灯
:スーパーモスバリア2灯
:モスバリア1灯
取扱作物:ショウガ
この特定生産法人は、1992年に化学肥料や農薬の多用で地力が減退し生産量が減少、有機栽培で収穫量の安定と地域振興を目指し設立されました。
そのため高知市も出資し生産以外に流通・販路拡大事業も担っています。
「安心・安全・おいしい」農産物と、高付加価値をつけた加工品を製造販売し生産者と消費者の顔の見える流通の確立を目指しておられます。
有機JAS認定を受けており、ヨトウムシ防除の「虫取り」作業が負担になっていました。
虫取り作業とは、朝5時から農家が総出で、バケツをもってヨトウムシを取り除く作業で、人手と時間を取られる大変な作業だったそうです。
2017年、スーパーモスバリアⅡを設置していただきました。
設置後は、「虫取り」で奪われていた時間が別の作業に当てられるようになり労力軽減、ヤガ被害の減少に対し、高い評価をいただいています。
今では4灯のモスバリアが、場所や作物を時期によって持ち回りされているそうです。
有機栽培のため、防蛾灯の効果が顕著に表れており高い評価を受けました。
訪問しました
2019年6月、訪問しました。防蛾効果が高く、朝5時からの虫取りがなくなり楽になったと喜んでいただきました。
【Y-15】ネギの防除・オクラ畑・ピーナツ畑
設置状況
設置年月:2017年5月設置場所:兵庫県三田市
製 品:モスバリアジュニアⅡ LED アーバン単色
取扱作物:下仁田ネギ
対象害虫:ヨトウムシ・オオタバコガ・アザミウマ
2017年10月5日、訪問しました。
ネギの新芽はヨトウムシ・オオタバコガの被害があるそうです。
被害株は被害拡大防止もあり抜いていくそうです。
今年は抜く株がほとんどなく、販売本数が増えたそうです。
ネギは成長するにつれてアザミウマ被害が増えます。
モスバリアのアーバン単色は、赤色(波長620から630)が波長形ピーク付近にあります。
最近、赤色がアザミウマの防除効果があるとの研究結果が発表されており、アザミウマ被害減少も期待していました。
結果は良好でした。
今年は姿がきれいで1株が高く売れているそうです。
もらって帰り素焼きして食べました。
お客様がご指名で購入される理由が納得です。
ネギは葉の形が円錐形で葉陰が少ない特徴があり、それが被害減少に影響しているようです。
広さが7畝あり、モスバリアジュニアⅡでは光の範囲が不足しています。
オクラ畑を訪問しました。
製品: モスバリアミックス
下から下からオクラが育っていました。
農薬散布による出荷停止がほとんどなく、販売も順調とのこと。
ピーナツ畑を訪問しました。
このピーナツの味を知ったお客様が毎年心待ちにしており直ぐ売切れるそうです。
ミミズがたくさんいて、ふかふかの土です。
【Y-14】ほうれん草のトウ立ちと防蛾
設置状況
設置年月:2015年7月から設置場所:兵庫県神戸市 ハウス 10棟
製 品:モスバリアジュニアおよびジュニアⅡ
取扱作物:ホウレンソウ
ハウスで年間を通してホウレンソウや野菜を栽培しています。
10棟のハウスにはグリーンの蛍光灯が設置済です。
ほうれん草のトウ立ちを心配し、上向きに設置しています。
光が薄くなってきたため、モスバリアを購入いただきました。
2015年11月
トウ立ちが早くなったとの連絡をいただき訪問しました。
約50mのハウス モスバリアジュニアⅡとジュニア各1灯設置
キレイに手入れされたハウスにホウレンソウが植えられています。 防蛾については十分満足のいく効果でしたと話していただけました。
トウ立ち問題について
5月と6月始めに種まきしたホウレンソウは問題なかったそうです。
しかし、6月中旬から7・8月の種まきは、花芽に影響があったそうです。
ジュニア直下で、直径5mの狭い幅のドーナツ状にトウ立ち(花芽)が少し早く始まり、出荷は普通とおりできたもののヒヤヒヤしたそうです。
毎年夏が暑くなってきており、心配との意見をいただきました。
2016年6月
ジュニアにヒサシを付け、短日・長日作物用の新製品を開発しました。
モスバリアジュニアⅡFORフラワー
使用中のジュニアを送っていただき、庇を付け試してもらいました。
報告
2016年8月
6・7月に種まきしたホウレンソウにトウ立ち(花芽)に影響がなかったと連絡をいただきました。
10棟すべてのハウスに計画的に導入いただけることになりました。
【Y-13】ナスのオオタバコガ防除
設置状況
設置年月:2015年6月から設置場所:岡山市北区足守
製 品:2014年 モスバリア
取扱作物:ナス
2015年6月 実証目的で設置しました。
主目的はオオタバコガ防除ですが、その他の害虫にも困っているそうです。
畑は上下に稲作の田、左右が山に囲まれています。
市街地にある畑より被害が多いそうです。
畑には電気が来てなく、事前に電力会社に申請したそうです。
電力会社は複数の電柱を立てたそうで、新しい電柱が見えます。
農薬は最低でも2週間に一度散布していたそうです。
農家様の熱意と期待度に、モスバリアの防除結果に注目です。
実証結果
農薬散布回数を減少できたそうです。
来年は導入希望とのことです。
2016年
正式に導入していただきました。
ナスは成長すると1m60cmの高さになるそうです。
設置高を今より1m高くし4mにしました。
【Y-12】2014年から使用中のハーブ農家様から追加注文をいただきました。
設置状況
設置年月:2014年10月から設置場所:沖縄県南城市
製 品:モスバリアジュニアⅡ ミックス
取扱作物:ハーブ
Y-09のバジル農家様の友人です。
2014年 ジュニアをハーブで実証していただきました。
初夏になるとハウスのビニールを撤去し、露地栽培になります。
ヨトウムシに効果があったと喜んでいただきました。
報告
2015年
春から設置しました。
ほほえましいハプニングがありました。
この辺り夜は真っ暗で、蛍が飛び回り幻想的な景色が出現、毎年農家様の楽しみで、蛍のためモスバリアを消灯したそうです。
しばらくたつと、またヨトウムシが出現して驚いたよと友人に連絡があったそうです。
購入機種 モスバリアジュニアⅡ ミックス
購入数 2015年 5月 9月 10月 各1灯
2016年5月
2灯の追加注文がありました。
全部で モスバリアジュニアⅡが5灯になりました。
設置農家様からの追加注文は弊社に最大のエールです。
ありがとうございます。
【Y-11】障害者施設でハウスで多品種の野菜栽培
設置状況
設置年月:2015年8月設置場所:岡山県 社会福祉法人 野菜栽培用のハウス
製 品:モスバリアα LEDグリーン
取扱作物:野菜全般
2015年7月24日
障害者施設で食事や弁当(販売)用に栽培しています。
ビニールハウス 約27m×9m×2棟(連結) 高床式砂栽培です。
働く人と食の安全から基本的に農薬に頼らない栽培を進めています。
昨年は蛾の被害が集中し、やむおえず一度農薬を散布、
十分な効果は得られずすぐに大被害にあったそうです。
その後、被害が大きくなると作本の破棄、太陽熱消毒等で対処するしかなく防除策を検索していたところモスバリアを見つけ連絡をしてくれました。
ネットでモスバリアを見つけ連絡くれました。
2015年8月
試してみようということで点灯を開始しました。
2段式の棚のため下段と上段の真横、左右にモスバリアαを設置。
LEDはホウレンソウの栽培もあるので、グリーン単色です。
報告
2015年10月
無事野菜が育ったと報告がありました。
今後継続して使用になりました。
2015年11月
写真が届きました。
設置後は農薬散布をしていないそうです。
秋まきのホウレンソウ栽培についてお願いをしました。
LEDがグリーンでも、直近は光が強く、トウ立ちが早くなる心配があるので、直近の場所には植えないようお願いをしました。
下段 | 上段 |
夜間の写真
小松菜や青梗菜がきれいに育ています。
小松菜や青梗菜がきれいに育ています。
【Y-10】露地のトウモロコシ栽培
設置状況
設置年月:2015年3月設置場所:岐阜県各務原市
製 品:モスバリアジュニアⅡ
取扱作物:トウモロコシ
露地のトウモロコシ栽培農家です。
モスバリアジュニアⅡで圃場の半分をカバーできるよう設置し、効果を試してみたいと1灯を購入していただきました。
弊社から設置は播種直後が、最も防除効果が良いとお願いしていました。
播種時期を1ケ月かけることで、収穫時期をずらしながら販売するそうです。
実際の設置は、一番早い播種場所は写真のように成長していました。
設置直後の写真。手前は設置前に播種し成長している。後ろはモスバリアジュニアⅡ設置と同時期に播種。
報告01
2015年7月11日
全収穫を終了し、結果報告をいただきました。
①播種直後と成長後の害虫被害の違いついてこれくらいの成長では播種直後と同じで被害の差はないだろうと予想していたそうです。 それが、明らかに播種直後のトウモロコシのほうが被害が少なく驚かれたそうです。
②昨年との害虫被害の違いについて虫食い被害の割合を大幅に減らすことができたそうです。
③同じ畑で光が当たる場所の害虫被害の違いについてジュニアⅡは半分カバーするように設置したので、残りの半分は被害が多く、違いがはっきりあったそうです。
農家は十分な効果が認めれらたので、来年は追加で購入し、全体がカバーできるようにする予定と連絡をいただきました。
設置の部材は農家の自作です。ステーを張っています。
山が近くにあります。
報告02
2016年5月10日追加注文ありました。
昨年、トウモロコシの畑の半分にモスバリアジュニアⅡを設置。
昨年、結果が良かったのでまた来年注文すると聞いていました。
専業農家だそうです。
防除効果を確認後の追加注文は嬉しいお知らせでした。
【Y-09】有機JAS認定農家の野菜栽培
設置状況
設置年月:2014年7月設置場所:兵庫県三田市
製 品:モスバリア
モスバリアジュニア・モスバリアジュニアⅡ
取扱作物:多種類の野菜
有機JAS認定を受け、野菜等を栽培している法人の農家です。
有機JAS認定とは継続して3年間、土壌に科学的に合成された肥料や農薬量が基準以下であることを条件に認定されます。
有機JAS認定のハードルは高く、外からの農薬が原因で認定までに5年以上要したり、認定後も毎年土壌検査があり、継続が大変だそうです。
草抜きも手作業、指定の肥料・農薬でも散布回数の制限があったりします。
現状では有機JAS認定表示だけでは採算の取れる価格での販売は難しく、販売先の開拓も必要だそうです。
2014年7月
モスバリアジュニアを2灯購入いただきました。
露地のオクラに使用したそうです。
モスバリア設置前の状況をお聞きしました。
ヨトウムシ・カメムシの被害がひどく、定期的に、許可された農薬を散布し、定められた出荷禁止期間中は収穫しては野菜を捨てており、農薬代、散布労力、売上減のトリプルパンチに頭を悩ませていたそうです。
モスバリア設置後は、出荷禁止期間がほとんどなく、売上増になったそうです。
2015年1月
昨年の実証結果で合計8灯のモスバリアを購入いただきました。モスバリア1灯、モスバリアジュニア2灯、モスバリアジュニアⅡ5灯です。
報告01
2015年5月29日
訪問しました。
温室が7棟、並んでおり、栽培する作物と設置のモスバリアは以下の通りです。
温室の長さ | 栽培作物 | モスバリアの種類 |
s30m | 野菜の育苗 | ジュニアⅡ |
40m | 稲の育苗 | — |
50m | トマト | ジュニア2灯 |
50m | トマト トウモロコシ |
ジュニアⅡ |
50m | トマト | ジュニアⅡ |
50m | トマト きゅうり |
ジュニアⅡ |
50m | アスパラガス | ジュニアⅡ |
温室はどの温室も雑草1本ありません。すべて手作業です。
土は木屑・木の枝等に牛糞を混ぜ自社で製造したもので、有機JAS栽培用の土として、農協などに販売しているそうです。
定植直後、どの温室でも土と共に持ち込まれたヨトウムシが発生するそうですが、以前と比べるとはるかに少ないそう。
約一ケ月でほとんどいなくなるそうです。
長さ50mの温室にモスバリアジュニアⅡ1灯設置しています。
温室の端に食害が少し発生するが、量は問題にならない程度だそうです。
トウモロコシは20cmから25cmの実が付いており、外見では虫の被害が見当たりません。
トマトは、昨年までは葉だけではなく実まで食害が発生したそうですが、今年は被害の跡はほとんどなく、6月から出荷予定です。
アスパラガスです。
私たちが食べているアスパラガスは新芽だそうで、根は何年も地中で生き続け、養分を蓄えて毎年新芽を出すそうです。
ここでは5月からの露地物が出る前に収穫をすませます。
来年の収穫のために、今は根に養分を貯める大切な時期とのこと。写真のように勢いよく繁っていれば来年収穫量が増えるそうです。
今までは、葉が茶色に変色したり、枯れたりしても、土壌検査があるため今の時期も農薬散布はできず、困っていたそうです。
育苗の温室です。
ポットの土から少し発生する程度で、良い苗が育っています。
オクラの畑
露地にはモスバリアとジュニア2灯を設置されていました。
露地の田畑と温室で約30,000㎡あるそうです。
トウモロコシ 2,500㎡
オクラ 1,000㎡
リーフレタス等 2,000㎡
ブロッコリー・ネギ・トウモロコシで2000㎡ などなど。
農業従事の従業員3名で作業しています。
モスバリアを設置することで、被害が激減したので、設置していない圃場に増やしていきたいと話してくださいました。
夕方の訪問のあと、お仲間の経営する農家レストランで夕食を楽しみました。
楽しく盛り上がるにつれ、お仲間とは大切な情報交換相手であり、負けられないライバル同士のようでした。
価値のある野菜を育て、市場では見合う価格で販売する、安く売るとそれがその野菜の価値になってしまうので、廃棄してでも価格は守ると話しておられました。
何回もモスバリアで売り上げが増えたと嬉しいお言葉をいただけました。
報告02
2015年3月
露地のオクラ畑にモスバリアを設置しました。
メイガ・ヨトウムシ対策です。
品質低下・農薬散布・農薬散布後の出荷停止等が痛手でした。
2016年5月
スーパモスバリアⅡを購入していただきました。
昨年は被害が減少し、結果は満足ですと聞いていました。
今年購入希望がありスーパーモスバリアⅡを提案しました。
モスバリアを買う予定が安上がりで真下も点灯するし、
良いものを教えてくれたとさっそく購入していただきました。
2016年6月26日
この農園では毎年収穫祭を開催しています。
野菜直売所、ピザなどの模擬店、演奏と賑わっています。
トマト・オクラ・キュウリ等が料金を払うと収獲体験ができます。
子供たちは大喜びで畑でなっている野菜を採っており、毎年訪れている家族が多いようで、大勢楽しんでいました。
ハウスや畑には野菜名が表示されています。
それぞれスタッフが付き、客様に対応していました。
この畑の担当者にモスバリアの効果を聞いてみました。
昨年は害虫にやられて大変だったが、今年は被害が減少し昨年とは大違いで驚いていますと話してくれました。
農園主もハウスも露地も助かっているよと話してくれました。
モスバリアが貢献しているとの話に嬉しい訪問となりました。
【Y-08】ハウスでナスの育苗
設置状況
設置年月:2014年8月中旬〜10月設置場所:愛媛県伊予郡松前町
製 品:モスバリア(LED色:ミックス・グリーン)
取扱作物:ナスの育苗
設置目的:育苗時のヨトウムシ対策
近年、農薬の散布回数について苗場への要求が厳しくなっているため、農薬以外での防除方法として防蛾灯(モスバリア)に期待。
【松前園芸様】
2014年8月20日、松前園芸様の高知向けナス苗、ピーマン・キュウリ苗で実証実験を開始しました。
3連棟ハウスの中央ハウスにモスバリア(LED色:ミックス)1台を設置、両隣のハウスにも充分に光が行き届きます。
モスバリア(LED色:ミックス)
【JA松山市松前育苗センター様】
2014年8月15日、JA松山市松前育苗センター様の高知向けナス苗で実証実験を開始しました。
松前園芸と同様、3連棟ハウスにモスバリア(LED色:グリーン)1台を設置、光は充分行き届きます。
モスバリア(LED色:グリーン)
報告
2014年10月1日、それぞれの結果報告です。
【松前園芸様】 設置期間:8月20日〜10月 苗に悪影響はなかった。 順調に推移しており、継続して観察している。 【JA松山市松前育苗センター様】 設置期間:8月15日〜8月中旬 農薬散布回数が1回減り効果があった。 今期は9月中旬をもって育苗終了のため、もう少し長い時間効果を見たかった。 苗や近接の水稲には悪影響なく、来期導入も検討。 |
【Y-07】バジル・大葉の栽培
設置状況
設 置 日:2014年4月20日設置場所:佐賀県
製 品:モスバリアジュニア・モスバリアジュニアⅡ
取扱作物:バジル・大葉
大規模な農業法人での実証実験を開始することになりました。
温室は3連棟で天井高の高い温室が多数あります。
今回は、温室に十分な高さがあり、中央棟に防蛾灯(モスバリアジュニア)を1基、複数の温室棟に設置しました。
壁面と出入り口にはネットを設置し、換気は谷部分がオープンです。
モスバリアジュニア
花芽が形成されると葉がつかなくなるので電照しています。
設置状況02
2014年10月
モスバリアジュニアⅡが完成し、実証実験を追加でお願いしました。
モスバリアジュニアⅡ
温室の広さは約5畝(5a)にモスバリアジュニアⅡ1基を設置しています。
モスバリアジュニアⅡ 夜間点灯時
結果報告
2014年12月25日
実証実験の結果をお聞きしました。
麻生園芸様には約2反の温室もあり、そちらにはモスバリアを設置し実証実験しています。
【モスバリアジュニア・ジュニアⅡについて】
モスバリアジュニア・ジュニアⅡは両方ともヨトウムシの被害がなく、防除効果が高く満足している。
モスバリアジュニアⅡは約5畝の温室に1基の設置でしたが、温室内すべてに食害がなく、広い面積の防除効果があった。
【モスバリアについて】
約2反の温室には、モスバリア1基を設置していたが、少し被害があった。
被害が多かった場所は、モスバリアの真下だった。
明るさも真下が一番暗く、そこに被害が多く出た。
温室では、モスバリアジュニアを複数設置したほうが明るさのばらつきもなく、経済的であると実感した。
【Y-06】空芯菜のハウス栽培
設置状況
設置年月:2014年4月〜6月末設置場所:大分県日田市
製 品:モスバリアジュニア
取扱作物:空芯菜
2014年3月、このホームページよりモスバリアジュニアのモニターの申し込みをいただきました。
空芯菜を間口5.4m×長さ20mの複数の温室で栽培する農家さんで、ヨトウムシに困っているそうです。
「是非使ってみたい」とのご希望で4月からモニターを開始していただきました。
報告01
6月、メールにて結果報告をしていただきました。
まだヨトウムシの発生は見られません。 しかし、どのハウスも2週間ほど前から蛾の侵入が多数確認されています。 このままでは例年のように6月下旬ごろから、幼虫が現れあっという間に被害が広がる…と予想されます。 モスバリアジュニア試用のハウスにも他と同じ程度蛾が入ってきています。 例年6月と9月が虫の繁殖&被害の月で、被害葉の刈り取り作業と消毒作業に追われ収穫計画の乱れから減収になりそうで気が滅入ります。 まだモスバリアジュニアの効果は全く確認できていない状態ですが、これからの被害を考えると、これに託してみようかと思案しています。 |
その後、5台ご購入いただきました。
報告02
11月、メールにてその後の結果報告をしていただきました。
空芯菜の今シーズンの収穫を終えました。 効果があり、消毒や虫食い茎葉の搬出作業が激減し助かったところです。 数年前に専業農家をあきらめ、会社員となった私は朝晩と週末の作業のみとなり、突然の害虫被害にタイミングよく消毒作業をすることができず、さらに被害が拡大しホトホト困っていたところです。 今シーズンは被害が激減し、収穫作業に集中でき、売り上げも上がりました。 感謝しております。 |
さらに追加でご購入いただきました。
報告03
2016年4月25日追加注文ありました。
モスバリアジュニア2灯追加注文いただきました。
最近ハウスを増やしたとのことです。
前向きなニースは弊社にとっても嬉しいお知らせでした。
その後、5台ご購入いただきました。
【Y-05】ハウスで三重カナメの育苗
設置状況
設置年月:2014年8月〜11月設置場所:三重県津市
製 品:モスバリア(LED色:グリーン)2基
取扱作物:三重カナメの育苗
2013年10月、幕張の農業EXPOで弊社ブースにお越しいただき、モスバリアのモニターの申し込みをいただきました。
今年、赤塚植物園様の取引農材業者から連絡いただきました。赤塚植物園様は三重カナメの育苗・販売の会社です。
三重カナメは赤塚植物園が15年かけて改良した品種で、耐病性、強健さに優れ、新芽の鮮やかな赤い葉が生垣に人気です。
外観の様子
温室内の様子
生垣としてよく目にする三重カナメ
結果報告
11月28日、モニター終了後ご意見をいただきました。
Q1)ヤガに対して効果はいかがでしたか。
ヨトウムシやメイガの食害がほとんどなく、効果があった。
Q2)設置方法はいかがでしたか。
市販されている資材で設置ができ良かった。
Q3)LEDの防蛾灯をどのように思われますか。
想像以上に効果があって驚いた。
Q4)補助灯の必要性はどのように思われますか。
未回答
Q5)ご意見があれば記入ください。
・消毒の回数が減らせて良かった。
・コンセントプラグのテープで防水する方法が少し不安。
・落雷が不安。
その後、お買い上げいただきました。
【Y-04】トウモロコシ・ネギ栽培
設置状況
設置年月:2014年5月3日設置場所:千葉県松戸市
製 品:モスバリア(LED色:ミックス)
取扱作物:トウモロコシ・ネギ
市街地に近い場所で、農薬を散布せず栽培されています。
トウモロコシは3回に分けて植え付けしています。
農地の形
トウモロコシの1回目と2回目の結果報告です。
1回目 | 2回目 | |
植え付け | 4月末頃 | 5月10日 |
収 穫 | 6月末〜7月5日 | 7月6日〜12日 |
被害率 | 50% | 30%弱 |
1回目と2回目の被害率を比較すると2回目の方が減少しています。1回目は植え付け後、約1週間でモスバリアを点灯、2回目は植え付け前から点灯していました。
「この被害の差がモスバリアの効果なのか8月初めの3回目の収穫で確認したい」と農家様。
農薬を散布していないため、防蛾灯で防除できない害虫の被害もたくさん発生するそうです。
手前の農地には、今後ネギを植え付ける予定だそうです。
新芽にヨトウムシの食害があるそうで、モスバリアで防除できるか確認していきます。
害虫の被害を受けたトウモロコシ
【Y-03】ハウスで食用の菊の葉栽培
設置状況
設置年月:2014年2月26日設置場所:愛知県豊橋市(菅沼様)
製 品:モスバリアジュニア・モスバリアアルファ
取扱作物:食用菊の葉
2014年2月26日から、愛知県豊橋市にある食用菊の葉の温室2棟で実証を開始しました。
温室の大きさは10m×22m、2棟の温室にそれぞれジュニアとアルファを設置しました。
こちらの温室でもヨトウムシの被害に困っておられます。
食用のため農薬散布には制限があり、食害を受けた葉は売れないのが悩みだそうです。
報告01
製 品:モスバリアジュニア(天井から吊り下げて設置)
LED色:ミックス
温 室:10m×22m
点灯日:2014年2月26日
LED色:ミックス
温 室:10m×22m
点灯日:2014年2月26日
製 品:モスバリアアルファ(壁の側面へ設置)
LED色:ミックス
温 室:10m×22m
点灯日:2014年2月26日
LED色:ミックス
温 室:10m×22m
点灯日:2014年2月26日
電照で花芽抑制をしているので、LEDの色は緑以外でも問題ないとのことです。
昨年(2013年)同市の別の農家様では、モスバリアFORフラワーを設置し、食用菊と菊の葉の実証を行いました。
【設置実例04】菊の葉栽培
結果報告
6月1日 菅沼様へ問い合わせたところ「ヨトウムシがかなり減って満足」とのお返事でした。
もう少し実証を継続することになりました。
8月20日 雷が温室を直撃し、全ての電気系統が壊れたそうで、ボイラーを含む設備を一新するため多額の費用がかかったそうです。
雷が多い今年ですが、温室に直撃は驚きました。
モスバリアも点灯しなくなったと相談がありましたが、避雷装置を内蔵しているので、修理が可能なことを伝えました。
ヨトウムシ防除に効果的で今後も使用したいと、ご購入いただきました。
【Y-02】バジル栽培
設置状況
設置年月:2013年12月設置場所:沖縄県豊見城市
製 品:モスバリアジュニア
取扱作物:バジル
結 果:設置して1ヶ月でヨトウムシが9割減少
沖縄は暖かく、真夏の時期以外は、年間を通じてバジルの栽培が行われます。
1年中、ヨトウムシの食害で葉が虫食いになり、商品価値がなくなります。そのため農家の方は夜な夜な、懐中電灯で巡回しヨトウハンターをしています。
比較実証
【LED色の比較実証】
モスバリアのLEDの色を「緑」「アーバン」「ミックス(緑とアーバンのミックス)」の3パターンに改良。
2013年12月中旬よりバジル栽培ハウスに3パターンのモスバリアジュニアを設置し、比較実証を開始しました。
製 品:モスバリアジュニア
LED色:アーバン
温 室:横幅4m
点灯日:2013年12月07日
LED色:アーバン
温 室:横幅4m
点灯日:2013年12月07日
製 品:モスバリアジュニア
LED色:緑
温 室:横幅4m
点灯日:2013年12月22日
LED色:緑
温 室:横幅4m
点灯日:2013年12月22日
製 品:モスバリアジュニア
LED色:ミックス(緑とアーバンのミックス)
温 室:横幅4m
点灯日:2013年12月31日
LED色:ミックス(緑とアーバンのミックス)
温 室:横幅4m
点灯日:2013年12月31日
農家様の声01
【アーバン設置後の経過】 2013年12月07日 モスバリアジュニア・アーバン 点灯開始 2013年12月22日 ヨトウムシの数に変化なし 2013年12月28日 ヨトウムシの数が若干減少 また、葉の裏に卵がなくなっていることに気付く 2013年12月31日 ヨトウムシの成虫や卵を見かけなくなった温室で、老齢幼虫を発見 【農家さまの声】 ところどころで、まだ食害の酷い株があります。 ヨトウムシの幼虫の数は徐々に減少傾向にありますが、成虫や卵は見かけません。 アーバンで花芽抑制を期待しましたが、残念ながら効果はありませんでした。 ハスモンヨトウの老齢幼虫
ハスモンヨトウの老齢幼虫と食害の跡
2014年01月07日 ヨトウムシが急にいなくなり 約9割減少 2014年01月09日 飛んでいる成虫の姿を見かけなり 食害被害もほぼなくなった |
農家様の声02
【ミックス設置後の経過】 2013年12月31日 モスバリアジュニア・ミックス 点灯開始 2014年01月09日 【農家様の声】 ハスモンヨトウの食害が発生する前に設置し、写真のように食害がなく最高のバジルが育っています。 昨日の夕方、葉の裏にハスモンヨトウの成虫を1匹見つけました。 これまでなら成虫を捕殺するのに苦労するのですが、今日はハサミで突いてもあまり動きません。 何故でしょう。モスバリアがついているので動けないのでしょうか?・・・不思議です。 このバジル、実は注文が増え、苗の間隔を詰めて植えました。契約量厳守のため、今まで多め多めに植えてきました。今回、モスバリアの効果で最高のバジルが余ってしまい、もったいないと刈り戻しをためらっているうちに、ヨトウムシに穴だらけにされてしましました。 茂った下は暗く、ヨトウガは交尾産卵できたようです。 間引きと丸刈・有機農薬散布をしました。 モスバリアの効果を発揮させるためには、葉陰をつくらないことが必要だと改めて感じました。 |
報告01
訪問日:2014年3月3日
農家様を訪問しました。
丸刈状態から新芽が出ていました。詳細はハーブ&スパイス ガーデン様のHPで詳しく紹介されていますので、ご覧ください。
http://hsg.ti-da.net/e6029842.html
報告02
訪問日:2015年4月
農家様を再訪問しました。
2連棟の新しい温室が完成していました。
ヨトウムシ被害に悩まないようになり、販売も増え補助金を受けて温室を増やしたそうです。
今年(2015年)3月からバジルとハラペーニョを栽培。
就農希望の女性と二人で、頑張ってらっしゃいます。
モスバリアジュニア 2灯設置
上里さん、この細い体で温室5棟の仕事をこなしています。今年(2015年)は本土が天候不順で、注文が多く良い年になったそうです。
【Y-01】ハウスで食用菊と菊の葉栽培
設置状況
設置年月:2013年6月設置場所:愛知県豊橋市
製 品:モスバリアFORフラワー
取扱作物:菊の葉
2013年6月初め、愛知県豊橋市の食用菊のハウスに1基、菊の葉のハウスに1基、合計2基の点灯を開始しました。
天井に取り付けたモスバリアFORフラワー
報告01
報告年月:2013年8月
ここでは毎年、ヨトウムシ対策に農薬を散布しているそうです。他のハウスでは例年どうりヨトウムシが発生し、散布したそうですが、このハウスでは、農薬散布しなくても被害はないそうです。
モスバリアFORフラワーを点灯していても、花芽は、時期が変わることなく形成されているとのことです。
刺身のつまで、食べる花や葉のため、これまで農薬散布には非常に気を使っていたそうで、農家の方に喜んでいただけました。
農家の方は、問題なく菊は開花すると思うとのことですが、開花報告を私達も心待ちにしています。 写真が届きましたら、HPにアップしたいと思っています。
報告02
報告年月:2013年9月
モスバリアFORフラワーを設置したハウスより開花報告がありました。
開花時期の遅れや花の異常もなく無事収穫できたそうです。ヨトウムシ・ヤガの被害は、ほぼないといって良いとのことです。
未設置の温室では、被害が発生し農薬を散布。効果が歴然だったそうです。
近くに民家があって外にモスバリアを設置不可能な立地。温室内では、モスバリアアルファを2個設置するほうが経済的かつ効果的と提案しました。
菊の葉は、ヨトウムシの発生は無かったが、途中からアブラムシが発生。農薬を散布したそうです。
ヨトウムシの被害はなくても他の害虫が…。IPM農業の実現はなんと難しいかを実感しました。